Status Update

2021年6月18日

Status Updates (六月, 2021) > 2021年6月18日

今週の更新情報

DAEDALUS

今週は、ウォレットの「概要」画面に新たに拡張されたネイティブトークン表示を実装する作業と、エポックごとの内訳を含む獲得した報酬履歴の新しい詳細表示を実装する作業を完了しました。

LedgerとTrezorハードウェアウォレットのProject Catalyst有権者登録サポートに関する作業を継続し、現在はLedgerウォレットから大量のネイティブトークンを送信した際に発生したエラーの解消に取り組んでいます。

Electronの更新作業、共有されたICO鍵のエクスポート機能は進行中です。

ADRESTIA

今週は、cardano-walletをノードv1.27に対応させるために更新し、Bech32 v1.1.1をリリースし、cardano-graphqlをDB Syncの最新バージョンにアップデートしました。また、トランザクションの署名と支払いAPI、アドレス導出機能、ポートフォリオマネージャーのmulti-stake-keys、および関連するシミュレーションの作業を継続しました。

現在、AlonzoとPlutusの機能を可能にするトランザクション構築用APIの統合および合理化、トークンのミント/バーン機能に取り組んでいます。

CIの不具合を調査し、導出パスで鍵のフェッチを可能にするソリューションの開発は完了しました。

ネットワーキング

今週は、P2Pテストネット機能の作業を続けました。これにはP2Pネットワークと非P2Pネットワーク間の切替え、接続マネージャーにおけるデッドロックイベントの診断、接続強制終了プロパティの強化、TVarインターフェイスの制限が含まれます。

また、cardano-cli APIの作業を継続し、スケジュールポリシーとio-simベースのサーバーテストを進めました。

DEVOPS

今週は、スマートコントラクト機能の観点からAlonzo Blueパラメーターのセットアップに取り組みました。また、ERC20コンバーターサービスのNixビルドとNomadタスクにも取り組み、現在、2つのエクスプローラーインスタンスを個別にアップグレードできるTraefikに基づくエクスプローラーソリューションに取り組んでいます。

CARDANO分散化

今週は、Nixプロパティに取り組み、変数compiler-nix-nameをNixにエクスポートして、同じGHCバージョンを異なるプロジェクトで再利用できるようにしました。彼らはcardano-repo-toolをnix-shell開発環境と統合し、iohk-monitoringのlogging-versionをアップグレードし、不足している依存関係をcardano-apiに追加しました。また、トランザクションプロパティに取り組み、さまざまなトランザクションタイプを変換するために、オプションのTxInTypeの使用を有効にしました。

GOGUEN

今週Plutusチームは、ゲームコントラクトの例(Plutus Playground内)を強化するために、ログを追加し、トランザクションを送信する前にコードのオフチェーン部分にバリデーター機能を適用しました。また、スクリプトのシリアル化形式を改良し、Uniswapコントラクトのトレースと関連スクリプトを追加しました。さらに、クライアント側のウォレットAPIエラーを処理するためにウォレットAPIを再編成しました。

引き続きAlonzoノードの作業を行い、最初の「Hello, world」スクリプトをデプロイしました。また、Plutusコントラクトでrow-typesの使用を減らし、EventfulをBeamへ置き換える作業を行っています。

Marloweチームは、ユーザーにより多くの時間とフレキシビリティを与えるために、コントラクトのタイムアウトの変更に取り組みました。また、コントラクトカードのフローにおけるスクロール表示のバグも解消しました。

さらに、コントラクト例のプロパティベースのテストを追加し、ドキュメンテーションチームはMarloweウェブサイトのFAQコンテンツに取り組みました。