Status Update

2022年2月4日

Status Updates (二月, 2022) > 2022年2月4日

今週の更新情報

DAEDALUS 

今週は、Daedalus v.4.8.0リリースの変更箇所を仕上げました。これには、RAMが16GB未満のコンピューターを使用しているユーザー向けの通知、および、同期時間を増加させてメモリー使用量をランタイムシステム(RTS)フラグを有効化するオプションが含まれます。

また、報酬履歴、未使用報酬画面、JS SDK開発、および分析の実装に取り組みました。

さまざまなユーザーインターフェイスの改良にも引き続き取り組みました。

ADRESTIA

今週は、トランザクション構築段階のステーキングトランザクションのサポートを追加することにより、新しいトランザクションワークフローを完成しました。また、cardano-walletのDB層のパフォーマンス向上と最適化、cardano-js-sdk MVPの設計に取り組んでいます。

ネットワーク

今週は、アウトバウンドガバナーのバグを特定、修正し、タイムアウトのテストと拡散シミュレーションへの取り組みを続けました。さまざまなioクラスのトランスフォーマーインスタンスを作成し、ノードv.1.33に基づきP2Pを複数修正するとともに、Cardanoノードの依存関係を更新するためのプルリクエストを準備しました。また、レースを検出して逆転できるIOシミュレーターの1バージョンであるIOSimPORの初回レビューを完了しました。

CARDANO分散化

今週は、パフォーマンス最適化と台帳強化への取り組みを続けました。ブロックサイズをさらに8KB(72KBから80KBへ)増加させる次のパラメーター更新を提案しました。さらに、CardanoメインネットでのトランザクションごとのPlutusスクリプトメモリーユニットを、現在の1250万から1400万に増やす、もう1つの更新提案をトリガーしました。どちらの変更も、エポック319の境界で有効になります。

また、cardano-ciにCDDLフラグを実装し、CLI機能に一連の改良を施しました。

Hydraチームは、最新のプレリリース0.3.0を使用した、Headのライフサイクル全体のオンチェーンバリデーターの初回バージョンを完了しました。また、Hydra Headのエンジニアリングロードマップと、Hydra HeadプロトコルがHydra全体像の最初のステップであることを説明するブログ記事を公開しました。

GOGUEN

今週Plutusチームは、新たに実験的なPABコマンドラインインターフェイスツールを開発しました。これはPlutus-appsリポジトリで利用可能です。このツールにより、開発者は、プロジェクトを自分でインストール、設定する代わりに、ターミナルの事前設定されたテンプレートから作成することにより、簡単に開始できます。また、ベンチマークの実験と検証、さらに、バックログと製品戦略の更新を行いました。

Marloweチームは、コントラクトのマークル化作業を終わらせ、トランザクション作成中にスロットをPOSIX時間に変換する作業を行いました。また、Marlowe Marketの機能の調査を開始し、ドキュメントの作成に取り組みました。