Status Update

2021年10月29日

Status Updates (十月, 2021) > 2021年10月29日

今週の更新情報

DAEDALUS 

今週は、Daedalusのスタートアップシーケンスを改良するDaedalus ARMビルドのサポートを追加する作業を行いました。また、委任ウィザードに過剰飽和の警告を実装し、予定されているLedgerJSの重要な変更の準備を始めました。

ADRESTIA

今週は、ウォレットバックエンドとPlutusアプリケーションバックエンド(PAB)の統合作業を継続しました。エンドツーエンドテストを自動化し、手数料計算を最適化し、Daedalusユーザーに未決済トランザクションの詳細を提供する新しいエンドポイントの設計を進めました。

また、引き続きライトウォレットをサポートする新しいGraphQLコンポーネントの設計に取り組み、ステークプールの望ましさスコアと出資ステータスを提供するためにノードと台帳の問題に取り組みました。

ネットワーク

今週は、ネットワーク環境シミュレーションテストに取り組みました。ブロック伝播遅延メトリクスとブロック適用遅延追跡を開発し、P2Pマスターブランチの再構築を行いました。これは現在レビュー中です。また、複数のPRに取り組みました。

DEVOPS

今週は、ノード v.1.31.0 RCとDB Sync v.12 RCのデプロイと、ERC20コンバーターの高可用性設定に取り組みました。Bitte Nomad Nixosのコンテナドライバーの更新も行いました。

ERC20コンバーター 

今週は、社内テストネット環境にERC20コンバーターMVPを配信しました。現在そのテストの最終段階に入っており、機能の査定と軽微な不具合の解消に取り組んでいます。Ethereum KovanテストネットワークとCardanoテストネット間でSingularityNET(AGIX)トークンを変換するコア機能は正しく動作しています。SingularityNETチームのテストも完了間際であり、近日中にパブリックテストネットのリリース日を発表する予定です。

CARDANO分散化

今週は、引き続き台帳ステータスのメモリー使用に取り組み、台帳ステータスを「ダンプ」してこれをメモリーにロードすることを可能にするツールをデプロイしました。メモリー使用統計を報告し、台帳ステータスのパーツの正確な測定サイズを提供しました。また、コンパクトなメモリー内データ構造の開発、テストを続け、ステーククレデンシャルマップを組み合わせてメモリーを確実に節約するよう努めました。ノードのリリース準備で不具合の修正に取り組み、現在は報酬計算機能に取り掛かっています。

CIに認定スクリプトおよび撤回スクリプトを含む作業は進んでいます。また、Cardanoノードリポジトリで多くのラウンドトリップテストを行い、関連するドキュメントを更新しました。

Hydraのプランニング作業は進行中です。プロジェクトロードマップに取り組み、初期適用ユースケースを査定するためにCardanoエコシステムの異なるプロジェクトとミーディングを持ちました。さらに、cardano-nodeローカルクラスターに対するHydraヘッド統合テストに取り組みました。

GOGUEN

今週Plutusチームは、Plutusリポジトリの再編成に関する作業を仕上げ、Plutus Coreに匿名データ型のプロトタイプ設計を作成したほか、新たな仕様にとりかかりました。また、ビルトインおよびコンパイルリストのさらなる実験を行い、TypeScheme推論を改良し、同等性証明の作業を完了し、ベンチマーク作業を行いました。

Marloweチームは除算を追加するためにIsabelleの証明を更新し、MarloweのPlutusセマンティクスで型を分離させるようリファクタリングを更新し、Purescriptの依存関係に変更を加えました。さらに、複数の統合シナリオを調査し、cardano-graphql-clientプルーフオブコンセプトに取り組みました。